第一回 狩谷君からのメッセージ


いま自分はまだ専門を学んでいるのではなく、ただ語学を学んでいます。
 授業は月曜から金曜の午前中だけで、午後からは宿題をしたり、日本語学 科の中国人とお互いの母国語を教えあう互相(フーシャン)をしています。
 5月にもともといたクラスから2つ上のクラスに自分から行きたいといって 変えてもらいました。今のクラスは中級の上の班でみんなもうすでに中国 語がペラペラ。全員で7人。授業内容は教科書はもちろん、新聞を読んだり、テレビや映画を見たり、お互いの文化について話し合い、討論したりしてい ます。自分は特に聴力(聞き取り)が悪いので、なんのことについてみんな が討論しているのかわからない時などしょちゅうです。そのため毎日予習や 復習が必要です。(先生にもするようにと言われてしまいました・・・。)
 ですが、楽しんでやっています。先月の(5月16日~5月30日まで)2週間授 業を休み、ハルピン、沈陽、承徳、天津に行ってきました。5月12日にテスト があり労働日(中国のゴールデンウィク)もずっとテスト勉強をしていたの
 で自分にご褒美をあげました。日ごろの行いがいいのか悪いのか、どの場所 も毎日晴れで最高気温が30度ありました。1日5~6時間ぐらいは歩いていた ので北に行ったにもかかわらず日に焼けて帰ってきました。どの場所もとても楽しかったですがやはり一番よかったのは承徳です。ここには避暑山荘や 外八廟といった、昔の庭やお寺が多くとても興味を持ちました。上海に帰って きたら口語(会話の能力)があがったと周りの中国人やその他の友人にほめられ、今回の旅行はいろいろな意味でいってよかったと思いました。
 まだまだ、中国語は未熟ですが専門を学ぶまでは努力したいと思います。

                   平成14年造園学科卒 狩谷 龍俊